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【連載】yuyuの大切なひと。file.01 大工/木沢幸彦(前編)

2016.09.22

ゲストハウスyuyuの大工さん、木沢幸彦さん

お久しぶりです、ゲストハウスyuyuスタッフの北川です。
ゲストハウスyuyu、オープンしてから1ヶ月以上が経ちました。まだ1ヶ月、もう1ヶ月。
 
すでにyuyuに関わってくださった人たちは数え切れません。
 
建物の改築を快諾して下さったオーナーさん、
素敵に改築してくれた大工さん方、
内装を彩るモノを作って下さった方、
改築イベントに参加してくださった方、
クラウドファウンディングで支援してくださった方、
オープニングパーティに来てお祝いしてくださった方、
いつも応援してくださる町内の方、
そしてまだ生まれたてのyuyuに来てくださるゲストさん、など
 
yuyuは、本当にたくさんの人の愛によって、すくすくと育っています。
yuyuの空間作りは、私たちスタッフが何ヶ月も話し合いに話し合い、日々精進を重ねておりますが、
とても私たちだけの力では、yuyuを生み出すことはできませんでした。
ただただ、みなさまに、感謝の気持ちでいっぱいです。
 
 
ゲストハウスyuyuオープニングパーティ width=
▲yuyuオープニングパーティでは多くの方にお祝いいただきました
 
 
さて。今回から、そんなゲストハウスyuyuをより素敵な空間へと導いてくださった方たちを、インタビュー形式で紹介していくことにしました。
 
 
まだyuyuにきたことがない人にも、yuyuがどんなところか感じてもらえるように。
 
もう来たことがある方にも、このyuyuの空間にどんな思いや意味がこめられていのか知ることでもっと好きになってもらえるように。
 
そして、yuyuを手がけてくださった大切な方たちに、ありがとうを伝えるために。
 
拙い文章ではありますが、丁寧に心を込めて、綴っていきたいと思います。
 

 
記念すべきインタビュー第1回目は、yuyuの空間デザインを一から手がけてくださった、デザイナーであり大工さんでもある木沢幸彦さんです。デザイン・設計・施工を一貫し、数名の大工さんをまとめあげ、私たちとともにこのyuyuを作ってくださった方です。
 
ゲストハウスyuyuの大工さん、木沢幸彦さん
 
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〜木沢幸彦〜
岐阜県美濃生まれ。1974年高山高等技術専門学校建築科卒業。大工修行後、82年アリスファーム(建築部)参加。89年札幌にてKizawa Wood Working(木沢建築工房)を開設。2011年本拠地を京都に移し、住宅、店舗、リフォーム、木工家具製作を生業に、全国を飛び回っている。ゲストハウスwayaと同様、yuyuでもデザイン・設計・施工を担う。
Kizawa Wood Working(Facebookページ)
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いつもどんな時でも私たちのそばにいてくださる、顧問のような、父のような、木沢さん。
私たち会社のゲストハウス1店舗目であるwayaと、waya WORLD BARの改築から3年連続お世話になっています。
 
木沢さんは、どんな相談をしても(たとえそれが恋愛相談だとしても)、とても私たちでは思いつかないようなかっこよくて奇抜でユニークなアイディアによって、目の前でいとも簡単に解決してくれる魔法使い。
 
そんな我らが木沢さんが、yuyuのコンセプトである「自分らしくいられるひととき。」をどのように空間に落とし込んで下さったのか、お聞きしました。
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共有スペースは、一人でも怖くない空間に

 
ーyuyuのこだわりを教えていただけますか
 
木沢さん:
各自が、個人でもゆったりできる空間作り!yuyuは、ゲストハウスだけどホステルに近い。安心安全、女性一人でも、初めてゲストハウスに泊まる人でも、安心して泊まれるゲストハウス。
 
冗談で言ってたけどさ、最初、「ス◯ーバックスでやるよ」って言ってたろ。ス◯バっていうのは、おしゃれ。それでいて一人でいても落ち着ける。
 
要は、一人で何かやっていても落ち着ける、一人でいることが気恥ずかしくない、怖くない、そんなカフェみたいな空間作りがポイント。空間がその力(安心感)をもっていないと、孤独感を味わうことになるわけよ。
 
 
ー具体的にどのような部分で表現していますか?
 
木沢さん:
なんだ、ほら、リビングの床を一段落しているだろ。ステップを下げるってことは天井が高くなるから、開放的になる。あと目線が変わる。入り口から入ってきたゲストさんとも目線がずれるし、緑(観葉植物)が自然なついたてとなって、目線がかち合わない。ついたてで遮るまでもないんだけどさ、開放感の中に自然な安心が生まれるよな。
 
ゲストハウスyuyuのリビング
 
リビングを囲う廊下も、ただの導線としての廊下じゃない。リビングの延長にみえるようにしているから、実際よりも(リビングが)広く感じるはず。外にあるウッドデッキも、リビングの広がりだから。
この拡張が生み出したのはぽっかりとした穴ではなく、ゆとり。空間にゆとりをもたせることが安心を生み出すだめに大事なわけよ。
 
一段ステップを落したゲストハウスyuyuのリビング
▲実際よりも広々感じるリビング。安心感を生み出す空間。
 
 

ナチュラルな素材を生かす

 
ーyuyuは木の色合いが優しくていい、と言ってくださるゲストさんが多いですね。
 
木沢さん:
うん、ナチュラルな木の素材を使うのは僕が得意としているところ。外観は木の格子で囲って、札幌景観色の塗料を使用しているよ。リビングの天井にはレッドシダーを使ってリッチ感もだしつつ、全体的には落ち着いたトーンにしているね。
 
ゲストハウスyuyuの外観
▲外観に使用した木材は、改築イベントで参加者のみなさんと塗りました。あっという間にアパートがゲストハウスに変身し、ご近所のみなさんも驚きでした。
 
 
ーリビングの壁にある石もみなさん素敵だねと言ってくださいます。
 
木沢さん:
うん、なんといっても札幌軟石!yuyuには、札幌の作家さんの作品も含めて、札幌の素材もいれたいなぁと思ってはいたんだけど、あれもひらめきで、石を使おうとした時、そういえば札幌軟石※があるな!と。
あの軟石は木村くんと石切場でハネ品を拾ってきたんだけどさ!(笑)
外の窓からもちょうど見えるけど、あれがいいのは、石の隙間を白で埋めたから石が映えて華えるんだよ。
 
※札幌軟石:札幌や小樽の古い倉庫や建物などによく使われている石材です。石でありながら柔らかい質感があり、温かみのある優しい色合いが特徴です。
 
 
ゲストハウスyuyuの大工さん、木沢幸彦さん
▲木沢さんとマネージャー木村が拾ってきた札幌軟石を敷き詰めた壁。なんとビスで打てるほど軟らかな石なのです。現在真ん中に友人のお母様(別海町在住)が散歩中に拾った鹿のツノを飾っています。
 
ゲストハウスyuyuの大工さん、木沢幸彦さんとマネージャー木村
▲木沢さんとyuyuマネージャー木村
 
 
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前編はここまで。
後編はこちら
yuyuがもつ魅力の一つであるライブラリーなどについてお話しいただきます。
お楽しみに^^

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