yuyuの空間デザインを一から手がけてくださった、デザイナーであり大工さんでもある木沢幸彦さんインタビューの後編です。
前編ではyuyuのリビングにどんな想いが込められているのかをお話しいただきました。
後半も引き続きyuyuのこだわりや想いについてお聞きしました。
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細部に宿る木沢さんの想い
ーyuyuの共有スペースは、リビングの他にもライブラリーがありますね。
木沢さん:
ライブラリーがあれば、仮にリビングが賑やかになっていたとしても、一人で静かに本を読んだり旅程を立てたりできるでしょ。この規模になると、みんなが一つの場所に集まってわいわいする必要もないし、そうしたい人ばかりじゃないからね。
あとは、ライブラリーを備えているゲストハウスは文化が感じられるだろ。北海道にきたら、少しでも触れて欲しいもの、例えばアイヌ文化の資料とか置くといい。上っ面だけの観光地巡りだけじゃない旅をしてほしいという気持ちを表現できる。まだ(本棚の)中身が足りないけど、そういうライブラリーにしていってほしいよ、君たちには。
▲普通の棚ではつまらない、ということで本棚は一から作りました。
▲実は木沢さんの息子さんに監修いただいた、ライブラリー。観光雑誌を置かず、カルチャーを感じられるライブラリーに育てていきたいと思っています。
ードミトリーのベッドも、多くのゲストさんに気にっていただけています。
木沢さん:
明るくて清潔感があるように。壁紙クロスも使って、木も色を塗らずにそのままで、明るくなるようにつくった!
サイズは、寝る時はゆったりできるように広々と。ゲストハウスwayaと同じセミダブルサイズ。あれが評判がよかったからね!
▲全体的に明るいトーンの、清潔感があるドミトリーです
▲心踊るような、非日常の色で塗った廊下。
ー最後に、yuyuに訪れるゲストさんへ向けて一言、お願いします
木沢さん:
空間に興味をもって、あたたかさや落ち着きを感じてほしいなあ。
それでここを拠点にして、北海道の豊かさを体感してほしい。空の広さとか土地の広さとか、生活しないとわからないこととか。あまり忙しくない北海道、おおらかな北海道人に出会ってほしいね。
▲waya WORLD BAR1周年パーティーにて。
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木沢さんがいなければ、yuyuがこんなに落ち着く空間にはなっていなかったはず。
今回インタビューさせていただいて、改めて、言葉にできない感謝の気持ちが溢れてきました。
木沢さんが作ってくださった土台を大事にして、スタッフ一同もっと心地よい空間を演出していきたいと思います。
次回は、yuyuを彩ってくださった作家さんたちへのインタビュー掲載を予定しています。
どんなモノが、どんな方が登場するか、お楽しみに^^
ここまで読んでくださりありがとうございました!
ゲストハウスyuyu
北川