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【連載】yuyuの大切なひと。file.05 花屋/PEKORO

2018.05.9

PEKORO
こんにちは、ゲストハウスyuyuスタッフの北川です。
 
さて、ゆるゆると行ってきた、【連載】yuyuの大切なひと。
第5回目の今回は、yuyuのリビングやライブラリーに飾られている植物を選び、ドライフラワーのオブジェも作ってくださったPEKOROのお二人です。
 
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〜PEKORO(ペコロ)〜
札幌の小さなお花などを販売しているお店
 
札幌市白石区育ちの近藤奈未さん(代表)と旦那さん寛之さん(プロデューサー)ご夫妻による、お花にまつわる企画・制作などを行うユニット。ひとつひとつがオーダーメイド。贈る人、貰う人、お花に触れるみんなが笑顔になるよう、ひとつひとつが全力。
2013年に設立しイベント出店や店舗飾り付けを請け負い始める。2016年より白石に実店舗をかまえ、金土日の週末だけ営業し、お酒やごはんも提供している少し変わったお花屋さん。お花の注文配達はもちろん、ワークショップも行っており、日々飛び回っている。
奈未さんは高校卒業後、都内の大手花屋に就職後、札幌にUターン。寛之さんも札幌生まれ、関東の音大出身という経歴をもち、花だけでなく写真や映像、飲食など幅広く担当している。
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立ち上げ当初、「yuyuは花や緑があるゲストハウス」にしたいよね、とスタッフ同士で話していたものの、スタッフが誰も植物に関する知識がなく、困っていました。
オープン1ヶ月前ほどに、タイミングよく共通の友人を通してPEKOROさんの存在を知り、yuyuのお花関連をぜんぶまるっとお願いできないかと相談しに行ったのが、yuyuとPEKOROさんの関わりのはじまりです。
 
突然のアポイントにもかかわらず、あたたかく出迎えてくれたお二人。
ユニークな二人に相談に乗ってもらいながら、ザクロシロップのカクテルと、寛之さんお手製のスコーンを頂き、「ここはいったい何屋さんなんだろう・・・」と思ったことを強く覚えています。
 
話はぽんぽんぽんと進み、オープン時にドライフラワーのオブジェ制作と、いくつか”ズボラな私達でも手入れしやすい”植物を仕入れていただきました。
いろいろアドバイスもして下さったおかげで、すくすくと育っています。
 
yuyuの花
 
yuyuの花
▲ドライフラワーのオブジェ、各所に配置される植物の選定はPEKOROさんにお願いしました
 
yuyuの花
▲観葉植物だけでなく、yuyuに合いそうな花瓶や鉢も用意してくださいました
 
 
その後もずっと、お祝い事や何かあればお花の注文はPEKOROさんにお願いしており、植物の元気がない時は写真をおくっては症状の相談にのってもらったりと、お世話になっています。
 
 
メッセージのやり取り
▲植物が風邪をひいてしまったときに相談にのってもらっています
 
 
前置きがながくなりましたが、今回は二人がどのような想いで活動されているのかお話を伺います。
 
 

PEKOROはお花屋さん・・・?

 
ーPEKOROのホームページには、「札幌の小さなお花などを販売しているお店」とかかれております。それは、「お花屋さん」ではないのでしょうか?
 
寛之さん:
一番大事にしているのは、もちろんお花です。でも、お花屋さんと一言でくくるにはちょっと違和感があるくらい、他のことも何でもやらせていただいています。
花瓶やお花を入れる箱も要望にあった形でそれぞれ探してきますし、お菓子を一緒に添えることになればお菓子も全力で探します。店舗の飾りつけとともに家具を探してくるなんてこともありました。
お店ではお客さんがくるろげるように、ドリンクやフードも用意してます。気まぐれでメニューは変わりますが(笑)。
 
奈未さん:
これしかやらない、これが私たちのスタイルです、というのは敢えて固めていません。お菓子やドリンクをお供におしゃべりしながら、一人ひとりに向き合って、お客さんの要望をちゃんとヒアリングしてその人色をだしたい、と心から願っています。
 
 
ペコロのアレンジフラワー
 
 
ードリンクやフードがあるお花屋さんはめずらしいですよね。

奈未さん:
リラックスした状態で、お客様の一つひとつの気持ちを汲み取れるように、こういうスペース(くつろぐスペース)をつくっています。その延長で飲食があります。
例えば、「ピンク系で」とご注文いただいたとして、ピンクといってもたくさんあるので、「どんなピンク色ですか?」「どうしてピンク系にしたいと思いましたか?」ということを、カウンター越しの短い時間で全部を聞く(引き出す)のはなかなか難しい。「誕生日用で」とオーダーいただいた時も、ハタチと21歳ではまた違ってくると思うので、そういう話もゆっくりしたいんです。
 
 
スコーン
▲寛之さんお手製の、朝積みバジルのジェノベーゼスコーン/ブルーベリー&バラのソースがかかったプレーンスコーン。美味しかったです^^
 
 
ーyuyuの空間をお願いするとき、すごく丁寧にカウンセリングしてくれたこと思い出しました(笑)
 
奈未さん:
お客様ありきの私たちですし、自分たちの感覚をお客様に押し付けたくないと思っています。
「どう、これ素敵でしょ、じゃーん!」といった自分たち発信はしないよう気をつけています。
でも、逆に言えばずっとそれがコンプレックスでもありました。
「こんなのがPEKOROです」というものがなくて、「自分たちの色がないな〜」と思いながらやっていたこともありました。
でも、「その人のオーダーメイド」と想いながら作りつづけていたら、いつの間にか「PEKOROさんぽいやつで」ってオーダーされるようになってきて、不思議なんです!(笑)
 
 
店内の様子2
店内の様子3
店内の様子4
店内の様子5
▲店内の様子。こうして並べてみると、PEKOROさんっぽさってありますよね
 
 

二人の出会いは飲食店でのアルバイト

 
ーPEKORO結成の経緯を教えてください
 
奈未さん:
高校卒業後に就職したお花屋さんに7~8年勤務する中で、いつかは独立したいと思うようになりました。
前の会社は大きなところだったので、いろいろ守られていましたが、失敗しながらでもいいから自分で一から作る体験をしたかったんです。
そのための資本金を貯めようと飲食アルバイトを始めて、ひとりでこつこつやっていた時に、そのバイト先で寛之くんに出会いました。
 
寛之さん:
結婚式の二次会ができるような場所で、オープニングスタッフとして入ったのだけど、僕は音楽や機材に詳しい枠として採用された感じがありました(笑)。でもオープン前に店長が飛んじゃって(!)、深刻な状況の中、実質二人でお店をまわすことになったんです。
 
2人の様子
 
 
奈未さん:
それで、ある時、寛之くんにお花の写真を撮ってもらう機会があって。すごく綺麗に撮ってもらえることが分かって、お願いするようになりました。自分だと、7万くらいのいいカメラを使っても、見えている色で花がとれなかったから・・・。
 
寛之さん:
そんな経験を通して、一緒に働いていてとても楽だったし、「PEKOROに加入していいですか?」と僕から頼みました(笑)。それが2014年5月くらいですね。
 
奈未さん:
そう、PEKORO自体は2013年に活動を始めていました。一人で辛い目にあおうと思っていたし、前職で店長になって後輩をつくることも想像がつかなかったくらいでした。だけど、一緒にやろうって言われて抵抗がなく、「やってみよう!」と。それからずっと、二人で活動しています。
 
 
ーそんな経緯があったんですね!いろいろとお話いただき、ありがとうございました。
名残惜しいのですが、そろそろインタビューを締めたいと思います。
最後に一言、お願いできますか?

 
奈未さん:
とても来づらい場所ですが、遊びに来ていただけると嬉しいです。
ちょっとドキドキするなぁと思う方は、Instagramfacebookを見てみて下さい。
怖くないよ。^^
 
(終わり)
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「ここはお花もたくさんあって落ち着きますね」とゲストさんに言っていただけるのも、PEKOROさんが彩ってくださったからこそです。また、私達に植物の手入れ方法や、綺麗なドライフラワーの作り方などを教えてくれたりと、お花を身近に感じさせてくれたおかげでもあります。
 
お手入れブック
▲お手製お手入れブック
 
最近一号店wayaのBARスペースにもとっても素敵なアーチを作ってくださいました。
ぜひyuyuだけでなく、wayaにもPEKOROさんの作品をみに遊びにきてくださいね^^
 
wayaバー
▲wayaバーにあるドライフラワーのアーチ。ふんわりとした私達のオーダーをピシっと想像以上に素敵に仕上げてくださいました。
 
みなさんも、ぜひ白石の店舗に足を運んでみてくださいね。
きっと、お花をもっと生活の中に、自然と取り入れたくなりますよ!
 
 
▼PEKOROさんの所在地はこちら▼
札幌市白石区本郷通り9丁目北3-13中川ハイツ1階
open
金15:00〜23:00
土13:00〜23:00
日13:00〜23:00
※変動多々あり
TEL:011-556-6892
Instagram : https://www.instagram.com/pekoro2014/
Facebook : https://www.facebook.com/PEKORO2014/
 

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